「数学がまったくわからない…」「理科の用語が頭に入らない」
通信制高校では、自分のペースで学習できる一方で、理数系科目に苦手意識を持つ生徒が多いのも事実です。
でもご安心ください。理系が苦手な人ほど、正しい方法で学べば必ず理解は進みます。
この記事では、通信制高校で学ぶ生徒のために、理数系が苦手でも乗り越えられる勉強法をわかりやすく解説します。
理数系が苦手になる主な原因
まず、苦手意識の原因を把握することで、対策もしやすくなります。代表的な理由は以下の通りです:
- 「わからない」状態が積み重なっている
- 公式や計算の意味を理解せず暗記だけで乗り切ろうとしている
- 実生活との結びつきが見えず、モチベーションが湧かない
これらを解消するには、「わからないままにしない」「ゆっくりでも順序立てて進める」ことが大切です。
通信制高校でできる理数系の勉強法5選
① 動画学習で「視覚+音」で理解する
通信制高校では、YouTubeやeラーニング教材などの動画学習との相性が抜群です。
- とある男が授業してみた(中学〜高校の基礎に最適)
- Try IT(トライイット):映像授業で高校理数系を解説
- スタディサプリ:細かく単元が分かれていて理解しやすい
「読むだけではわからなかったことが、動画で理解できた」という声も多数あります。
② わからない問題は“質問するクセ”をつける
わからないところをそのままにすると、次の単元でつまずきやすくなります。
通信制高校には、以下のような質問方法があります:
- オンラインチャットやメールで質問
- スクーリング時に直接聞く
- サポート校・学習センターでの個別対応
「質問してもいい環境」に自分から踏み込むことが、理解を深める第一歩です。
③ とにかく「例題→類題」の反復練習
数学や理科は、インプットだけでなくアウトプット(解いて覚える)が重要です。
そのためには:
- 教科書や参考書にある例題を丁寧に理解
- すぐに類題を解いてみる(問題集など)
- できなかったところをすぐ見直す
時間をかけても「わかってきた!」という成功体験が、次のやる気につながります。
④ 「なぜそうなるか」を自分の言葉で説明してみる
理科でも数学でも、「答えは出たけど理由がわからない」というのは危険です。
「なぜその式になるのか?」「どんな仕組みか?」を、自分の言葉でノートに書き出してみましょう。
人に説明できる=本当に理解できた状態なので、理解度を確かめるのに最適です。
⑤ 苦手単元を「細かく分けて」「達成感」を得る
「数学が苦手」ではなく、実際には「方程式だけが苦手」「図形は好き」など、苦手にも範囲があります。
単元ごとに分けて、
- 1日1テーマだけやる
- 終わったら「○つけ」やシールで達成感を演出
「できた!」の積み重ねが、苦手克服への近道です。
通信制高校生におすすめの理数系教材
難しすぎず、基礎をしっかり学べる教材を使うのがポイントです。
- 「チャート式 基礎からの数学」シリーズ
- 「大人のためのやり直し中学数学」(市販本)
- スタディサプリやTry ITのアプリ・動画教材
教科書だけでは理解が難しいと感じたら、補助教材を取り入れてみましょう。
まとめ
通信制高校でも、理数系の苦手意識はしっかり克服できます。
焦らず、丁寧に、わかるところから始めることが大切。
今回ご紹介した方法を実践して、自分に合ったペースで学んでいけば、苦手だった理系科目もきっと「できる」に変わります。
通信制の自由な時間を活かして、今から一歩ずつ始めてみましょう。