「この通信制高校、本当に大丈夫かな…」
「口コミでは良いって書いてあるけど、信じていいの?」
通信制高校への進学や転校を考えるとき、多くの人がインターネットで「評判」や「口コミ」を調べます。しかし、その情報すべてが正確とは限りません。
この記事では、通信制高校の評判を見極めるためのポイントと、口コミの裏にある“本音”をどう読み取るべきかについて詳しく解説します。
なぜ通信制高校の評判は分かれやすいのか?
通信制高校の口コミは、極端にポジティブまたはネガティブなものが多く見られます。その理由は次のとおりです。
- 入学理由や背景が人によって大きく違う
- 自由度が高く、本人の努力次第で印象が変わる
- 対応する先生やキャンパスにより差がある
つまり、「合う人には最高、合わない人には厳しい」というのが、通信制高校のリアルな実情です。
信頼できる評判とそうでない評判の見分け方
① 具体性があるか
信頼できる口コミ:
「レポート提出は月に3回」「週1回のスクーリングは駅近の会場」「担任の先生がLINEで対応してくれた」など、具体的な内容・体験が含まれている。
信頼性が低い口コミ:
「最悪だった」「神学校!」といった主観的な感想のみで、根拠が乏しいもの。
② 日付が新しいか
古い口コミは、カリキュラムや制度が変更されている可能性があります。できるだけ最近の投稿を参考にしましょう。
③ 特定の意図を感じないか
過剰に褒めすぎていたり、貶めすぎている口コミには注意が必要です。営業的な意図や、個人的な感情に基づいた投稿の可能性があります。
口コミでは分からない“本当の評判”を知る方法
① 学校説明会やオンライン個別相談に参加する
実際に学校の職員や在校生の話を聞くことで、パンフレットや公式サイトにはないリアルな情報が得られます。
② SNSやYouTubeの体験談をチェック
Twitter、Instagram、YouTubeなどで、在校生・卒業生が発信するリアルな日常や感想を知ることができます。あくまで一例ですが、全体の雰囲気を知る手がかりになります。
③ 無料資料請求で複数校を比較
1校だけで決めず、複数校の制度やサポート体制を比較することで、自分に合った学校を冷静に選べるようになります。
評判より大切なのは「自分との相性」
たとえば「先生が優しい」という口コミがあっても、自分にはもっと厳しく指導してくれる先生の方が合うかもしれません。
結局のところ、大事なのは評判ではなく、自分にとって快適に学べるかどうか。そのためには、次のようなポイントを押さえて確認しておくと安心です。
- スクーリングの場所や頻度は生活スタイルに合っているか
- オンライン学習のサポート体制は十分か
- 進学・就職サポートが自分の目標に対応しているか
- 校風や先生の対応が自分に合っているか
まとめ
通信制高校を選ぶ際に口コミや評判を調べるのはとても大切ですが、鵜呑みにせず、客観的に読み取る力が必要です。
ポイントは、
- 具体的で新しい情報かどうかを見極める
- 極端な表現には注意する
- 実際に自分で話を聞いたり体験してみる
最終的に大切なのは、その学校が「自分にとって」合っているかどうか。自分の価値観や学びたいこと、生活スタイルを明確にしたうえで、納得のいく選択をしていきましょう。